謎の食べ物「てんかつ」
今日は娘(小1)の日本語力ダウン現象から学ぶ、日本で英語を学ぶ子供たちの英語アップ方法につなげて考えてみたいと思います😊
この国で日本人の子供はうちの子だけなので、子供同士で日本語に触れ合う機会がゼロです😭
ということは、
彼女の日本語は何で成り立っているかっていうと
私たち親との会話や他の大人の日本人数名との会話、絵本、Neflixで見るジブリ映画などを通して作られていて
それでも会話力はなんとかなるのかなと思うのですが、やっぱり読み書きはやらないことにはゼロのまま。
ということで、日本からガッツリ日本の教材を持ってきていて、毎日学校の宿題後は日本語勉強タイム✏️
今はひらがなとカタカナの復習と、1年生の漢字をやっているんですけど
この間、やっていた国語の問題で、
絵を見てその単語を書く
っていうのがありました。文字数に合わせて四角い枠があり、
ある食べ物が4文字でした。
答え合わせをしていてズッコケました。
「てんかつ」🤔
って書いてありました。
そしてその上に、天ぷらの絵が書いてありました。
ガッビーン!
そうかそうか、この子、天ぷら忘れちゃったのね。最後に食べたのって1年以上前だしね〜。
「てんかつ」の“てん”は天ぷらの“てん”
で
“かつ” はトンカツの“かつ”
なんだな。そうそう、この国はイスラム教で豚が食べられないから、トンカツだってずっと食べてないんだよねー。
たまに牛カツをやるから、“かつ“= 揚げてある食べ物、みたいな理解なんだなと気がつきました。
それで混ざって「てんかつ」か……あちゃ。
それで思ったんですよね。
日本で日本語を覚える時って、もちろん周りの大人の会話やTV、絵本などを通して覚えるんですけど、
それだけじゃなく、目から入ってくる情報と常に結びつけている作業をしているから、自然と単語が増え、自然にその単語や表現の使い方もマスターする、それが母国語。
天ぷらだって、家庭で作ったり、うどん屋さんに家族でいって
「じゃあ、私は天ぷら食べたいから今日は奮発して天ぷらうどんにしようかな。」
とかいう会話を聞いていて、
出てきた食べ物に、薄黄色い衣がついたものがうどんの上に乗っていて、プーンと揚げ物の匂いがして…(あー食べたくなったきた、天ぷら)
まあそのようにして、5感を全て使って
「天ぷら」というものを知るのですよね。
日本で英語に触れさせる時も同じ方法でいけますよね。というか、むしろそうしたい。
だって、
例えば
英語を本の教材だけで触れているとしたら、
英語=教材でやるもの
になるわけだし、
週1で英語スクールに通わせているとして、それ以外は英語に触れていないとしたら、
英語=習い事
になるわけです。
例えば「pour」=注ぐ
という単語がありますが、もちろん英語絵本や英語スクールでジェスチャーしたりして、覚えることもできますが
自宅でお茶やコーヒーを入れる時に
「I will pour my coffee. 」とか
「Can you pour your tea? 」
と英語タイムの時に言って、液体が入る様子や音、コーヒーの匂いなど、身体全体からpourの情報を得る。覚えますよね。
いやいや、私は英語が苦手なのでそういうの無理なんです🙅♀️‼️っていうパパさん、ママさんもいらっしゃると思います。
もちろん、親の英語力は関係します。
そこでじゃあどうするの?って話です。
ガッツリお金使って外部にお任せするもよし、
外部にお任せしながらできる範囲で自宅でも関わるもよし、
自宅のみでやっていくもよし
なわけです。
ただ、親が英語をマスターしていなくても、
むしろハローしか言えないママでも、
教材を上手く使って、“親も学ぶつもりで” 一緒に取り組んでいるママさんをたくさん知っています。そしてママが英語に抵抗無い様子を見せているから、私との「オンライン英語やりとり」でも何とか伝えようとしてくる子がいます。
親の英語力が高いに越したことはないけど、高くないなら一緒にやればいいじゃん!というのは、実は子供にとったら一番楽しくて、たまにママに教えてあげたりして、得意になったりして、
英語初心者のパパ、ママだからこそ上手くいく、っていうのを感じることが多いです。
逆に英語ができるパパ、ママだとね、ついつい余分に求めてしまったり、細かいところを突っ込んで子供のヤル気を落とさせたりすることもあり…😓
まあ悩みはそれぞれですよね。
今後も娘の英語力アップ&日本語力ダウンを通して、皆さんにお役に立てそうなネタをお届けしていきます♪
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こんな方に読んで欲しい▼
☑️日本での子供の英語学習の進め方に悩んでいる方。
☑️日本のインターナショナルスクールに入れようか、公立小学校に入れようか迷っている方。
☑️将来海外赴任の可能性があり、子供を現地校に入れるか、インターナショナルスクールに入れるか、日本人学校がある場合はそこに入れるか、を迷っている方。
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ブログを書いている人はこんな人▼
旧「就園前のキッズ英語」主宰
江口里衣(りえ)です。
英会話スクールで9年間英語講師をしながら、個人事業で0歳児から70代の方まで方に(計1,000人ほど)英会話を中心に指導させていただきました。
34歳で英会話講師になるまでの話はこちら▼
英語を勉強し始めたのが30歳になったわけ -英会話講師までの道のり① | 偏差値50なくても英会話講師になれた話
娘が1歳半の時から、生活の一部を英語で過ごす「自宅英語」をスタートし、
英語= 習い事
ではなく、
コミュニケーションツールであることを知っていただきたく、これまで活動してきました。
2019年秋から2023年春まで夫の海外勤務に同行しているため、現在は休業中。
※ お仕事のご依頼ありがとうございます。
現在ビザの関係で収入を得ることができませんので、全てお断りさせていただいております。
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【幼児〜小学3年生のパパ&ママへ】
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